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イノベイターになれないデザイナーに未来はない

エッセンシャル思考のススメ 第9章 選抜-もっとも厳しい基準で決める

 

内的なプロセスは、外的な基準を必要としている。

ではじまる第9章

第7章は「遊び」、第8章は「睡眠」という気が抜けるような内容だったのですが、この章は目が覚める内容です。

決める基準を厳しくしようということです。

「あったらいいな」「住めたらいいな」など曖昧な気持ちでえらぶのではなくて、

「絶対に欲しい!」「この街(家)しかない!」とこころから思えるものに出会ったときに行動する。

 

中途半端な選択を繰り返していても満足できない。

本当に満足できるものが見つかるまで「待つ」「探す」という行為が大事です。

 

90点ルールを取り入れる

これは、ビビッとくる基準です。

あなたは、妥協で選んでいませんか?

60点~70点のものでいいやと思っていませんか?

かのスティーブ・ジョブズが気に入った家具が見つからず、自宅にはほとんど家具がなかったというのは有名な話です。

「90点ルール」と呼ぶことにしよう。最重要基準をひとつ用意し、その基準に従って選択肢を100点満点で評価する。ただし90点未満点の点数は、すべて0点と同じ。不合格だ。こうすれば、60~70点くらいの中途半端な選択肢に悩まされずにすむ。

テストで65点をとったときの気分を思い出してほしい。そんなパッとしない気分のものを、わざわざ選ぶ必要があるだろうか。

「90点ルール」は、トレードオフを強く意識させるやり方だ。厳しい基準を設ければ、必然的に、大多数の選択肢を容赦なく却下することになる。完璧な選択肢が現れることを信じて、かなり良い選択肢を切り捨てるのだ。

 

消極的な基準でものごとを選んでいませんか。

「上司に言われたからやる」「誰かに言われたからやる」、あるいは「みんながやっているからやる」という基準です。

 

まずは、自分の中に基準を作りましょう。

行動する前に、選択する前に、自分の基準と照らし合わせます。

もちろん、上司や顧客に言われたら、やらざるを得ないこともありますが、自分の基準と一致しない場合は、「断る方法はないか」、「他の人にやってもらえないか」など検討してみる余地もあるかもしれません。

もちろん、上司や顧客とケンカするわけにはいきませんので、自分の基準に合うようにどうしたらもっていけるか、真剣に考えて、提案をする必要もあります。

その時は、やらされてしまっても、次回はやらないですむ方法はないものか、自分のパフォーマンスをもっと発揮できるフィールドがあることを伝えるのもいいかもしれません。

 

著書の内容を鵜呑みにするのではなく、この「エッセンシャル思考」をどうしたら自分の生活に落とし込めるのかを時間をかけて考えてみる必要があります。

そうでないと、著書を読んでも「こんなの無理に決まってるじゃん!」

と投げ出してしまうと思います。

この本に書いてあることをすべて実践する必要もないし、したところでうまくいくわけがないです。自分が共感を得るところからでいいので、自分の生活に取り入れてみましょう。

 

絶対にイエスだと言い切れないなら、それはすなわちノーである。

 

最近、僕がよく使うずるい方法があります。

それは、「ノーコメント」。

誰もが理解しているように、「ノーコメント」とは「ノーとコメント」するではなくて、「コメントしない」と言う対応です。イエスとは言いたくないが、ノーとも言えない。

そんなときに便利な言葉が「ノーコメント」

 

即決のできない判断なんて山ほどあるのに、即決を迫ってくる人も多いです。

かつての自分も上司に即決を仰いでいた時期があります。

リーダーは「英断する」のがカッコよくみえますが、「判断を先延ばしする」という手法も十分に効果的な対応です。しかし、部下としてはその対応は困りますね。

結局、部下は自分の職権内で判断して行動するか、そのままほったらかしにするかどちらかです。まぁ、後者の人が多いように思いますが。

 

部下の機嫌をとって、部下の意見ばかり聞いている上司は、本人のパフォーマンスがどんどん落ちていきます。かつての自分がそうでした。

「イエス」と言いたくない時は、曖昧にするのも一つの手かと思います。

 

 

なお、ここの解説は僕の独断と偏見に基づいたものであり、

著者の本意とずれている場合もあります。

エッセンシャル思考をもっと知りたい方は、本書をお読みください。